丸谷秀人のブログ

エロゲシナリオライター丸谷秀人の棲息地。お仕事募集中

参加作品

※この記事は一番上になるようになってるはず……。 お仕事募集中。プロット段階からお引き受け出来ます。 知り合いにこのブログを見せたら 「自分がシナリオ書いた作品の一覧くらい書いておけば?」と言われた。 もっともである。 今まで書いてきた貧弱な記事…

修行である。

最近、すみっこでこそこそと小説を書いている。 いわゆる、なろう、である。 あの『小説家になろう』で書いているのである。 別ペンネームである。 んで、全くうけない。 日間ベスト10に四回くらい入ったが、それだけである。 『所詮、虚名がなければこん…

魔法少女消耗戦線 another record -ちいさきものたちのゆめ-

というわけで、発売から3ヶ月経ちましたが、新作が出ました。 『魔法少女消耗戦線 another record -ちいさきものたちのゆめ-』 『魔法少女消耗戦線 DeadΩAegis』のファンディスクです。 考えてみれば、ファンディスクをほぼ全てひとりで書いたのは初めてで…

『魔法少女消耗戦線』

というわけで新作の話です。 『魔法少女消耗戦線』という題名からも判るとおり、魔法少女が文字通り消耗させられるヒドイ目にあう話です。PILとBLACKCYCの悪魔合体なので、当然そういう話なのです。 全プロット、全シナリオを書いたのは十数年ぶ…

ブログを書くのはえんやこら

12年ぶりに全プロット・全シナリオを書いたエロゲの新作が3月末に出るので、少しは宣伝の足しになるかと思いブログを書こうと思い立ったのだが、久しぶりすぎて編集画面に入る方法を忘れていた。 そんなにも長く放置していたのかと、一瞬だけ驚いたが、考…

美術館へいこう! 今は大きな声でいえないけどね

忘れられない思い出がある。 あれは確か小学生の時だったか、校外学習の時間に美術館へ行った。 絵は全部見た。書いてある説明も読んだ。昔から文章を読むのだけは速いのだ。 きれいだなと思う絵もあったし、なんだこれと思う絵もあった。 それだけだった。 …

もういない

キリヤマ太一はもういない。 もう2度と会えないし、あのエロ素晴らしい絵が増えることもない。 コミケ会場へ行っても、新刊が出ていることもない。 一緒にエロゲーを作ることもない。 なんてこった。 彼は私よりも若かったのに。 彼が私より若いことを知っ…

ウィンウィン

人生、あまりに本が増えて増えて、気がつけば、本棚からも押し入れからも溢れた本が崩れるのにおびえながらその谷間で寝ている時がある。 旅立ちの季節がやってきたのだ。 だがこの旅立ちが難しい。 別れがたい本は多く、間違って手に取って読み返しでもすれ…

映画館こわい

映画館はこわい。いつもこわい。 この前もそうだった。 予約した席につくと、目についてしまった大きな荷物。少しくたびれた感じ の若い男が脚の間に挟んでいる。 映画館は大きな荷物なんか持ってくる場所じゃない。 そんなのちょっと考えてみれば判る。映画…

徳川家康だけど女体化してみた

『家康が肥満した身体に似合わない身軽さで馬に乗り、自分の運命を知っているかげろうのような頼りなさで去って行くのを見た』 なんでかわいい女の子になってないんだよ。エロゲーとかラノベで戦国ものっていったら、松永弾正なんか妖艶な美女だし、織田信長…

事実の腕力

ある国の皇帝が首都の街頭でテロリストに襲われたのだが、間一髪九死に一生を得た。せっかく命を拾ったんだから真っ直ぐに宮殿に帰って籠もっちゃえばいいのに、なぜか帰る前に公園に寄って、その場にいた別のテロリストに暗殺されてしまった。 実は皇帝のお…

くさくないよ。

なんでウンコは臭いのだろう。 いきなりバカだと思うでしょうが、不思議なものは不思議なのでしょうがない。 進化論によればその環境に生き残り易いように動物は変わっていく。変わった動物は変わらなかった動物より多くの子孫を残す。そして子孫が生き残る…

川の名前なんて知らない

橋の欄干から川の流れを見る。 いつもコンクリートの川底が丸見えの浅い川で、側面もコンクリートで固められているので風情もなにもない。両岸にも並木なんてこじゃれたものはなく、薄暗い灰色の建物の壁面がずらっと並んでいるだけだ。遊んでいる子供もいな…

にっぽんのいちばん長いものにはナチュラルに巻かれたいよね

さりげなく消えていくひとたちというのがいる。 みんなと一緒に声をあげ正義や論理に興奮していたはずなのに、旗色が悪くなると、すっと消えるひとたちである。 卑怯者なのだろうか? わたしはそうでないと考えている。 卑怯者というのは言い訳をする。うそ…

わからないくらい生産的で深遠で高邁

橋を渡ってすぐの角に公園がある。 映画の帰りに通りかかると、2ヶ月ばかり続いていた改装工事が終わっていた。 愚鈍なわたしには意図が理解しかねるほどにすばらしい改装ぶりだった。 入り口の近くにあるのは、わたしごときの知能と感性ではさっぱり判らな…

ポケポケしている人を捜して

ひさしぶりに外へ出る。 小さな橋を渡り一番近いコンビニへ向かう。 ちょっとだけ楽しみにしてることがあったのだ。 あちこちでポケモンをゲットしている人達が、ポケポケしている光景が見られると。 テレビやネットでは、いたるところで人が固まってポケポ…

私とポポーとコケと雑草

雑草という植物はない、と昔のえらいひとは言ったらしい。 でも、残念ながら、園芸(というほどでもないが)していると雑草はやっぱり雑草である。ポポーの植えてある鉢にすきあらば生えてくるクローバーなんて雑草としか言えない。せっかくやった肥料や水を…

神聖なる儀式だったりしたらいやだなぁ。

人間ピラミッドというのがあるそうである。見たことはない。 運動会などでよくおこなわれているらしい。 名称からすると、上半身裸になった生徒達が巨大な縄に群がり、縄で繋がれたそりに積まれた巨大な石を引っ張って校庭を一周するのであろう。ピラミッド…

美の饗宴 座布団に命をふきこむ 名匠 田崎真之介

天気がよくなったので、冬のあいだ使っていた座布団を干すことにした。 座布団といってもサザエさんに出てくるような渋いのではなくて、ホームセンターで買った低反発の奴である。値段は千円もしないが具合がいいので愛用している。でも、こういうのって値段…

知ったこと失ったことその他のこと

さて、右耳が詰まってしまった事態に対応するべく耳鼻科へ行ったのが問題は解決せず薬を手に入れたところまでが前回。 唐突だが、わたしは説明書を読むのが大好きだ。軽度の活字中毒なのでチラシまでなめるように読む。ゲームをする前についている解説を読む…

なにが子どもを泣かすのかを私は知ってしまった。

生まれて初めて耳鼻科へ行った。 もしかしたら、親につれられて行ったことがあるかもしれないが覚えていない。 少なくとも生まれて初めて自腹を切って耳鼻科へ行った。 「ぎゃぁぁぁあいやぁぁぁぁぁ」 朝イチの予約時間通りに行った途端、出迎えは悲鳴。診…

まだまだ人生には未知なことがあふれている

耳が聞こえないと不便だ。 うん十年生きて来てそんな当たり前のことにようやく気付かされた。 まず自転車に乗れない。 車道を右側通行していれば、車が走っているのは右側。 当然、音はよく聞こえない。そりゃ右耳が聞こえないんだから当たり前だ。 自転車に…

透明な水の底で

ことの起こりはクワイの栽培。 今年で四年目になるが、どうやっても避けようのないものがある。 発泡スチロールの大きな箱に土を入れクワイを植え水をいれると、必然的に発生するのは、藻と虫だ。 最初はキレイだった水は一週間と経たぬうちにうっすらと緑色…

なにか聞こえますか? いえなにも聞こえないのが普通です。

朝起きたら耳が聞こえなくなっていた。 妙に音が遠い、うすい布の膜が幾枚も耳の奥にある感じ。 しかも右耳だけ。 おかしいな。左耳に指を突っ込んでふさいでみると、なにも聞こえなくなる。 右耳の奥に、なにかの塊が居座っている感じ。 なんか重い。 これ…

情け深いワタシであることよ(うそつけ)。

今年もクワイを植える季節がやってきた。 沼や川なんて大自然はうちのベランダにはないので、発泡スチロールの箱に植える。箱の下半分に土を入れ、そこにクワイの種芋をいれたら、箱いっぱいに水を張ってやって準備完了。 あとは太陽が仕事をしてくれる(水…

やっぱり無理矢理はダメでした

ある晴れた朝。 残っていた4つも落ちていた。 ま、まぁしょうがないよね! はじめてだったし、慣れてなかったし、心の準備もできてなかったし。 落ちたとはいえ、一応タネツケまではうまくいったんだから、ボテ腹まではいったんだから、はじめてにしてはう…

やっぱり無理矢理はダメなのか

ちっともはらんでくれません。やっぱり無理矢理がダメなのか。 10個くらい咲いたのを、片っ端から無理矢理たねつけしたんですが。 実る様子もなく、ぽろぽろと落ちていくポポーの花。 種付けに成功した場合は、花びらが落ちても花は落ちず、雌しべが膨らん…

墓地へ行って、墓を開けた 後編

カロートの入り口を塞いでいる平たい石は重かった。 なるほど、プロが金にするわけだ。 「重そうだなぁ」「重いよ!」「頑張れ!」 お。動く。 もちあげるのは無理だが、ひきずってずらすなら可能なようだ。 じりじりと石が動き、下の空洞が姿を現す。 「う…

墓地へ行って、墓を開けた 中編

「よっ」「よっ」 と軽い挨拶、 「で、どうすんの?」「どうすんのって?」「墓開ける方法」「いきなりだなぁ」 「だって俺なんにも調べてないから!」 さわやかな笑顔で言うなよ。 「とりあえず、ホームセンター行くか」「おっす。まかせた。財布も」「財布…

墓地へ行って、墓をあけた 前編

墓地へ行って、墓をあけた。 盗掘ですか? いえ、頼まれ事です。 とはいうものの、貴重な経験だなと思ってホイホイ行ったのは本当だ。 それほどつきあいのない親戚のひと(葬儀にも行かないで済む程度の親戚といえば、どれほどつきあいがないか判るだろう)…